電話番号が漏れたら?
相手が本物かを見破ることだけに頼らず、
たとえば
名前も、使っているアプリも知っている人から電話が来たら、本物だと思いますか?
色のついた言葉に、ふれてみてください。
知らない番号から着信作り話の例
「のお電話で、よろしいでしょうか」
「いつもをご利用いただき、ありがとうございます」
「で、ご本人の確認をお願いしております」
「いまを、読み上げていただけますか」
(名前も、アプリも合ってる。本物かな……?)
相手があなたのことを知っていても、
なぜ、見破るだけでは足りないの?
電話番号が知られると、電話やSMSで、あなたに直接連絡できるようになります。電話番号が漏れただけで、名前や住所まで分かるわけではありません。ただ、名前や使っているサービスが別のところから知られていると、あなたをよく知っている人のように話しかけられます。
- いま起きていること
- 2025年に全国の警察が把握した特殊詐欺は27,832件(被害額 約1,423億円)。うち11,014件は、警察官などを名乗る「ニセ警察詐欺」でした。詐欺に使われた電話番号の約75.5%は、+1などで始まる国際電話番号です。実在する警察署の番号を画面に表示させる手口も確認されています。
- いまあるAIの技術
- 自然に会話するAIや、本人に似た声を作るAIは、すでにあります。米国のFBI(連邦捜査局)は2024年12月、AIで作った家族の声でお金を求める手口などに、注意を呼びかけました。
- これから考えられること
- 名前や使っているサービスなどの情報とAIを組み合わせると、一人ひとりに合わせた電話を、少ない手間でたくさんかけられるようになるおそれがあります。これは統計で示された被害ではなく、今後の見通しです。
話し方や声が自然でも、表示された番号が本物そっくりでも、それだけでは見分けられません。だから、見破ることに頼り切らず、電話では渡さないしくみを作っておきます。
じゃあ、どう備える?
まずは3つ
- 1
知らない番号には、すぐに出ない
知らない番号からの電話は、留守番電話や「スクリーニング」(相手に名前と用件を先に話してもらう機能)で受けるように設定しておきます。話す前に、落ち着いて判断できます。家族・病院・学校など大事な番号は、先に連絡先へ登録しておきましょう。
- 「設定」→「アプリ」→「電話」を開く
- 「不明な発信者をスクリーニング」で「通話の理由を尋ねる」を選ぶ。相手が名前と用件を話してから、着信音が鳴ります。鳴らしたくないときは「消音」(留守番電話に送ります)
iOSのバージョンによって、表示が違うことがあります。Appleの説明
- 警察庁が推奨する無料のアプリで、詐欺に使われた番号からの着信をブロックしたり、警告を出したりできます(国際電話番号をまとめてブロックできるのは、Androidだけ)。警察庁推奨アプリ
- 通信会社も、迷惑電話対策のサービスやアプリを用意しています(有料のものもあります)。
- 家の固定電話は、国際電話の着信を無料で止められます(国際電話不取扱受付センター 0120-210-364)。
- 2
かかってきた電話では、何も渡さない
名前や住所の確認、認証コード、カードや口座の番号、お金の振り込み。かかってきた電話でこれらを求められたら、答えずに切ってかまいません。本当に必要な用件なら、あとで自分から確かめられます。
「電話では答えない」と先に決めておけば、相手が本物らしく聞こえても迷いません。家族とも、同じ決まりにしておきましょう。
- 3
確かめるときは、自分で調べた窓口から
手続きが本当に必要か気になったら、いったん切って、自分で調べた公式の窓口や公式アプリから始めます。カードの裏面、通帳、公式アプリの「お問い合わせ」などに、確かな番号があります。
電話で言われた番号やSMSのリンクは使いません。画面に出た番号が本物そっくりでも、かけ直すのは自分で調べた番号です。
もう、伝えてしまったら
早めに連絡すれば、止められることがあります。ひとりで抱えずに、相談してください。
- 認証コードやパスワードを伝えた
- そのサービスの公式アプリや公式サイトからパスワードを変え、公式の窓口に連絡する
- カードや口座の番号を伝えた
- カード会社や銀行に、カードの裏面や通帳にある番号から、すぐに連絡する
- お金を振り込んだ
- すぐに警察と、振込先の金融機関へ。口座にお金が残っていれば、戻る場合があります(金融庁の案内)
このページで確かめた公式情報
詐欺の状況と手口
電話の設定とアプリ
AIで公式情報を整理し、原典と照らし合わせてお届けしています。AI通訳ラジオの確認:2026年10月20日。機能の名前や設定の場所は、OSやアプリの更新で変わることがあります。